病院内データの一元化をkintone(キントーン)で

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「病院内データの一元化をkintone(キントーン)で」というテーマでお送りします。

病院では、それぞれの部門において、日単位、週単位もしくは月単位で情報をとりまとめて経営層へ報告を行っているかと思います。経営層はその報告を元に情報の分析を行って、今後の病院経営に活用されています。その際に情報が新しければ新しい(鮮度が高い)ほど、現在の状況に即した経営判断を行うことができます。

病院には様々なシステムが導入されている

さて、病院には様々なシステムが導入されています。電子カルテ、レセコン(医事会計システム、医事コン)をはじめ、リハビリシステム、手術管理システム、栄養管理システム、地域連携システム、SPDシステム、介護請求システムなどの現場で使用するシステムから、勤怠管理システム、給与システム、財務会計システムなどバックヤードで使用するシステムまで様々です。これらのシステムは電子カルテとレセコンなど一部は連携するシステムもありますが、ほとんどは独立したシステムです。そのため、それぞれのシステムのデータを確認するためには、それぞれのシステムの端末にログインする必要があります。各部門ではこれらのシステムのうち、部門の業務に必要な1つ、もしくは2つ程度のシステムを利用している程度ですので、日常においてはそれで全く問題はありません。

病院の経営層への情報にはタイムラグが

ただし、経営層から見た場合、病院全体の状況を把握したいと思っても、経営層のデスクには全てのシステムの端末は物理的に置くことができません。また、それぞれのシステムのネットワークもセキュリティ的に分けてあるはずです。なので、冒頭に書いたように、それぞれの部門からの報告によって病院全体の状況を把握することになります。そのため、各部門の現場と経営層では情報を受け取るのにタイムラグが発生します。つまり最新ではない情報で経営判断を行っているという状況が生まれています。

kintoneに病院内のデータを集約することでタイムラグを解決

このタイムラグを解決する1つの方法として、kintoneによる病院内データの一元化をご提案させていただきます。「kintone(キントーン)で電子カルテ・レセコンの連携」、「kintone(キントーン)で介護システムの連携」でも書きましたが、kintoneのREST APIを活用した連携プログラムを開発することで、kintoneと各システムを連携させることが可能です。各システムから可能な限り最新のデータをkintoneに連携し共有、一元化することができるようになります。kintoneにログインするだけで、病院内の連携しているシステムのデータを参照できるようになるのです。さらにkintoneはクラウドのサービスですので、病院内だけではなく自宅、外出先、出張先からでもアクセスすることが可能です。またPCだけでなく、スマホ、タブレットからもアクセスできますので、いつでも、どこでも必要な時にデータにアクセスできるようになります。

弊社では様々なシステムとkintoneを連携し病院内データの一元化を行った経験がありますので、お気軽にご相談下さい。