kintone(キントーン)とLINE、LINE WORKSの連携

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)とLINE、LINE WORKSの連携」ということで、kintoneとLINE(ライン)及びLINE WORKS(ライン ワークス)との連携についてまとめてみました。

LINEとは

LINE(ライン)とは、ソフトバンクグループのLINEヤフー株式会社(旧Zホールディングス)が運営・開発する無料通話・無料スマートフォンアプリです。LINEは、ユーザー同⼠であれば国内・海外、ドコモ/auといった通信キャリアを問わず、無料で⾳声・ビデオ通話・トークが楽しめるモバイルメッセンジャーアプリです。

LINE公式アカウントとは

LINEには以前、LINE@というサービスがありました。現在はLINE公式アカウントという形でLINEに統合されLINEのサービスの一つになっています。LINE公式アカウントは、所謂BtoC向けのサービスで企業と個人を繋いで情報発信などが行えるサービスです。店舗から顧客への案内などに利用されています。

LINE WORKSとは

LINE WORKS(ラインワークス)とは、LINE WORKS株式会社が提供する企業向けのクラウド型ビジネスチャットツールです。LINE WORKSはLINEと同じようなトーク機能を始め、独自の音声・ビデオ通話などが利用できます。またビジネスでの利用のために様々な専用の機能を備えています。

LINEとLINE WORKSの違い

LINEとLINE WORKSは混同されることも多いですが、運営会社も異なりますし、LINEがコンシューマー向けのサービスなのに対して、LINE WORKSはビジネス向けのサービスです。また、機能としてもLINE WORKSはLINEと繋がる以外に、ビジネス向けの機能が強化されています。

LINE、LINE WORKSの連携サービスを利用する

kintoneとLINE、LINE WORKSとの連携を実現する方法ですが、大きく分けて3つ方法があります。連最も手軽な方法としては、kintoneとLINE、LINE WORKSとの連携サービスを利用する方法になります。次に手軽なのがYoomなどのサービスを介してkintoneとLINE、LINE WORKSを連携する方法で、最もハードルが高い(プロに依頼する必要がある)のが、専用の連携プログラムを用意する方法になります。ここでは、最も手軽にkintoneとLINE、LINE WORKSとの連携を実現できる連携サービスをご紹介いたします。

kintoneとLINEの連携

Smart at message for kintone

Smart at message for kintoneは、M-SOLUTIONS株式会社が提供するサービスです。Smart at messageはkintoneの通知をカスタマイズできるサービスで、様々なチャットツールに通知することができ、LINE WORKSに対応しています。kintoneのプラグイン上で通知の設定ができるため、簡単に導入できます。LINE公式アカウントにも対応しています。また、後述しますが、LINE WORKSにも対応しています。

KUZEN for kintone

KUZEN for kintoneは、株式会社クウゼンが提供するkintoneとLINEの連携サービスです。kintoneとKUZENのAPI連携により、kintoneに格納されている顧客属性をもとにしたLINEでのメッセージ配信が可能です。またLINEを通して取得したアンケートの回答結果や顧客の行動履歴をkintoneに連携することができます。

kintoneとLINE WORKSの連携

kintoneとLINE WORKSを連携は、kintone連携サービスを利用することで実現できます。いくつかの連携サービスをご紹介いたします。

kintone for LINE WORKS

kintone for LINE WORKSは、株式会社コムデックが提供するサービスです。kintone for LINE WORKS【通知機能】では、kintoneに登録・修正・削除されたデータを、LINE WORKSに通知として送ることができます。また、オプション機能としてリマインダー機能も有しており、通知の見逃し/忘れ防止に1時間おきの通知、完了までのリマインダーが可能です。

Smart at message for kintone

LINEと同様にLINE WORKSにも対応しており、kintoneから通知を送ることができます。

Joboco(ジョボコ)

Joboco(ジョボコ)は、株式会社ジョイゾーが提供するチャットボットサービスです。LINE WORKSとkintoneを業務シナリオで連携することができ、LINE WORKS上で動作します。LINE WORKSのチャットルーム上でkintoneへ情報入力したり、kintoneの情報を呼び出したりすることができます。

gusuku Customine

gusuku Customineはアールスリーインスティテュートが提供するkintone連携ソリューションで、プラグインでは難しい、kintoneアプリのそれぞれ業務に合わせた細かいカスタマイズを、プログラムを書かずに実現することができます。gusuku Customineの機能のひとつとして、kintoneからチャットツールへ通知を送る機能があり、LINE WORKSにも対応しており、通知を送ることができます。

kintoneとLINE、LINE WORKSの連携のまとめ

今回は、kintoneとLINE、LINE WORKSの連携サービスを使って連携する方法をご紹介しましたが、他の方法でも連携することは可能ですので、機会があればご紹介したいと思います。さて、LINEは国内で最も利用者数の多いチャットサービスです。またLINE WORKSを利用している企業も多数ありますので、kintoneをLINE及びLINE WORKSと連携することはたくさんのメリットがあります。kintoneを導入されている組織においてLINEやLINE WORKSについても利用しているのであれば、より業務改善の効果を上げるためにも連携されることを検討されてはいかがでしょうか?