kintone(キントーン)ってノーコード?

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)ってノーコード?」ということで、ノーコードツールとしてのkintoneを取り上げたいと思います。

ノーコードとは

ノーコードとは、ノーコードツール、ノーコード開発プラットフォームとも呼ばれますが、ソースコードの記述(プログラミング)をせずにアプリケーションやWebサービスの開発が可能なサービスのことです。 通常のWebサービスやアプリケーションの開発はソースコードを書いて(プログラミングして)開発を行いますが、ノーコードはソースコードの記述が不要なため、短期間での開発が可能です。

ローコードとは

なお、ローコードと比較されるものとしてローコード(ローコードツール、ローコード開発プラットフォーム)があります。ローコードとはその名の通り、通常のプログラミングと比較した場合、少量のソースコードWebサービスやアプリケーションを開発するもので、ノーコードほどではありませんが、通常の開発に比べると短い期間での開発が可能です。

kintoneはノーコード

kintoneは以前、「kintone(キントーン)とは」に書いた通り、プログラミングをすることなく、業務アプリを開発することができますので、まさしく「ノーコード開発プラットフォーム」です。アプリの設定画面を開いて、フォーム上に必要なフィールドをドラッグアンドドロップで配置し、必要な項目を設定して保存するだけで簡単に業務アプリを作成できます。また、kintoneはJavaScriptを用いてアプリをカスタマイズすることも可能ですので、ローコードの一面もあります。

kintoneと比較されるノーコードツール

kintoneとよく比較されるノーコードツールとしては、Microsoftが提供するPowerAppsと、ネオジャパンの提供する国産のAppSuiteがあります。

PowerAppsとは

PowerAppsはMicrosoft社が提供しているクラウドサービス「Power Platform」に含まれるノーコード開発プラットフォームです。作成したビジネスアプリケーションは、 Office 365 などの Microsoft 製品との連携が可能です。また、Windows と MacOS のどちらでも動作しますし、専用アプリをインストールすればモバイル端末でも動作します。そのため、動作環境ごとに合わせてアプリケーションを作成する手間がかかりません。また、kintoneと同様にローコードで開発することもできます。

PowerAppsとの比較

PowerAppsとkintoneを比較した場合、PowerAppsのメリットとしては、Microsoft365のアカウントを持っていれば使えることと、Microsoftの各種ソフトやアプリとの親和性が高く連携が用意な点があげられます。逆にデメリットとしては、英語からの翻訳のために日本語がやや不自然である点があげられます。

AppSuiteとは

AppSuite(アップスイート)はネオジャパンが提供するノーコード開発プラットフォームです。誰でも簡単に、クリック操作だけでアプリを作ることができます。特別なIT知識は必要なく自由なレイアウト、高い操作性が強みです。

AppSuiteとの比較

AppSuiteとkintoneを比較した場合、AppSuiteのメリットとしては、kintoneが1アカウント月額1500円という料金に対して1アカウント720円とほぼ半分の料金で利用できる点があります。逆にデメリットとしてAppSuiteは完全にノーコードですので、ローコードでカスタマイズすることができない点があります。また、AppSuiteはネオジャパンの提供するグループウェアの「desknet's NEO」の一機能であるため、単体での導入はできないという点も考慮する必要があります。

その他のノーコードツールとの比較

その他のノーコードツールとkintoneの比較については、こちらを参照してください。

kintoneってノーコード?のまとめ

PowerApps及びAppSuiteと比較してみましたが、これら以外にも、たくさんのノーコード、ローコードの開発プラットフォームが存在しています。それらとkintoneを比較した場合、kintoneが優位な点は、kintoneにはリリース以来、10年以上に渡って企業や官公庁、自治体などで利用されてきた実績とそれに伴う事例、Tips、ノウハウなどの情報や、たくさんのプラグインや連携サービスなど、kintoneというノーコードサービスを取り巻く環境が圧倒的に充実しているということです。ノーコードで簡単に業務改善を始めることができますので、kintoneの導入を検討されてはいかがでしょうか?