kintone(キントーン)とSlackの連携

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)とSlackの連携」ということで、kintoneとSlack(スラック)の連携について取り上げたいと思います。

Slackとは

Slack(スラック)は、スチュワート・バターフィールドによって開発され、2013年に市場導入されたチームコミュニケーションツールです。NTT docomo、メルカリなどの大手企業で活用されています。チャット機能を使えば、メールでやりとりするのとは違って「テンポの良い、気軽なコミュニケーション」を取ることができます。またSlackは、チャットだけでなく、ビデオ通話機能の「ハドルミーティング」や、メモ機能の「canvas」、ファイル管理機能もあり、職場で利用している方も多いかと思います。

kintoneとSlackの連携

kintoneはSlackとの連携機能を標準でサポートしています。Slackとkintoneを連携すると、kintoneアプリのプロセス管理でレコードの作業者になったユーザーにSlackのダイレクトメッセージで通知できます。kintoneアプリとSlackを使ってタスクを管理する場合に便利な機能です。例えば、kintoneで稟議申請アプリを作成し運用している場合に、ワークフローで自分宛に承認依頼があり、自分が作業者となった場合に、Slackの自分のアカウント宛てにkintoneで自分が作業者になったことを知らせるダイレクトメッセージが届くということが可能になります。

Slackとの連携の設定

kintoneとSlackの連携の設定方法は以下の通りです。

  1. Slack連携の通知を受け取るメールアドレスを設定する。
    kintoneとSlackワークスペースに同じメールアドレスを設定する必要があります。
  2. 外部連携を有効にする。
    cybozu.com共通管理画面を開いて「外部連携」の「OAuth」をクリックすると、外部サービスとの連携の設定画面が表示されますので「Slack」を「有効」にします。
  3. kintoneのアプリでプロセス管理を有効にする。
    Slack連携を設定したいkintoneのアプリでプロセス管理を設定します。(すでにプロセス管理を利用中の場合は次の手順へ進みます。)
  4. kintoneのアプリにSlack連携を設定する。
    Slack連携を設定したいkintoneのアプリの設定画面を開いて「Slack連携」をクリックすると、Slack連携の画面が表示されますので、「Add to Slack」をクリックします。連携したいSlackワークスペースを確認して「許可する」をクリックすると、連携しているSlackワークスペースが表示されます。また、Slack上ではAppという項目内に「kintone」というボットユーザーがあらたに追加されます。確認できたらkintoneアプリの「アプリを更新」を実行します。

Slackとの連携の注意点

  • kintoneはスタンダードコースをご利用の場合のみ利用できます。
  • kintoneに登録したメールアドレスと、Slackワークスペースに登録したメールアドレスが一致している必要があります。
  • 非公開スペース内のアプリや、ゲストスペース内のアプリにもSlack連携を設定できます。ゲストユーザーも、kintoneに登録したメールアドレスとSlackワークスペースに登録したメールアドレスが一致していれば、Slack連携の通知を受け取ることができます。
  • 組織間のアクセス権の設定を有効にすると、Slack連携は利用できなくなります。組織間のアクセス権の設定が無効になっていることを確認してください。

Slackとの連携の解除

kintoneとSlackの連携を解除するには、kintoneアプリの設定画面を開いて「Slack連携」をクリックし、連携を解除したいSlackワークスペースの右側の「連携の解除」アイコンをクリックし、「解除する」をクリックします。

kintoneとSlackの連携のまとめ

kintoneとSlackを業務で利用されている場合、連携することで業務効率が向上しますので、連携機能を利用されることをお勧めいたします。