kintone(キントーン)で自動採番 無料プラグイン比較

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)で自動採番」ということでkintoneでレコードの自動採番を行う方法についてまとめてみました。

自動採番とは

自動採番とは連番機能とも呼ばれますが、データベースや表計算などで用いられる機能の一つでレコードなどの指定した場所に自動的に通し番号(連番)を記録するものです。

kintoneでの自動採番

kintoneではレコードに自動的に「レコード番号」が付与されますが、「レコード番号」以外に自動採番を行う機能はありません。kintoneにおいて自動採番を行うには、プラグインを利用するか、JavaScriptカスタマイズを行う必要があります。

自動採番のプラグイン

以下に無料で利用できるkintoneで自動採番を行うプラグインを3つご紹介いたします。

自動採番プラグイン

サイボウズの提供するサンプルの自動採番プラグインになります。0 埋めした連番や、日付や固定の文字列を付与した連番を発番できるプラグインです。この自動採番プラグインについては「kintone(キントーン)無料プラグイン5選」でもご紹介いたしましたが、機能としてはシンプルですが、APIトークンに対応しておりレコードのアクセス権と共存できます。サンプルのためサポート対象外ですが、無料で利用できます。なお、モバイルには非対応ですので注意が必要です。また、CSVの取り込みには対応していません。

自動採番プラグイン

株式会社アディエムが提供する無料プラグインです。日付、テキストと組み合わせて自動採番を行うことができるモバイル対応のプラグインです。サイボウズの自動採番プラグインではできない、「年度」に対応しているという特徴があります。しかし、APIトークンに対応していないため、レコードのアクセス権を設定するとフィールドの重複禁止にかかって保存できなくなる場合があります。また、CSVの取り込みには対応していません。なお、有料の高機能版の自動採番プラグインもあります。

自動採番プラグイン

M-SOLUTIONS株式会社が提供する無料で利用できる自動採番プラグインです。採番されるタイミングをレコード追加画面表示時、レコード追加画面保存時、採番ボタンクリック時から選択できるという特徴があります。なお、無料版の場合、使用できるユーザー数、アプリ数、パラメーター数の制限がありますが、レコードのアクセス権を設定してあるアプリでも設定可能です。また、CSVの取り込みは一括には対応していませんが、1レコードづつ採番ボタンをクリックすることで採番することは可能です。

現時点で無料で利用できる自動採番のプラグインは以上になります。CSV取り込み時に自動採番を行う必要がある場合は、有料となりますが、ATTAZoo+の自動採番プラグインやジ株式会社ジョイゾー「自動採番プラグイン」などの利用を検討して下さい。

JavaScriptカスタマイズで自動採番

cybozu developer networkのTipsの「自動採番して、レコード登録する」に見積番号を自動採番するサンプルプラグラムがありますので、参考にしていただければと思います。

kintoneで自動採番のまとめ

kintoneで文書管理や稟議申請、購入申請などの業務アプリを作成する場合、レコードを管理する上で、自動採番が必要になる場合があります。今回、自動採番プラグインを利用する方法とJavaScriptカスタマイズで自動採番する方法をご紹介いたしましたが、とりあえず自動採番できればよいというのであれば、今回ご紹介した無料の自動採番プラグインを利用いただければ十分かと思います。有料のプラグイン、連携サービスは今回、ご紹介した自動採番プラグイン以外にもたくさんありますので、必要な機能に応じてご利用下さい。今回の内容が参考になれば幸いです。