kintone(キントーン)でスケジュール管理

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)でスケジュール管理」ということで、kintoneでスケジュール管理を行うことについて取り上げたいと思います。

スケジュール管理でスケジュール共有

kintoneをスケジュール管理に使いたいという要望をよくいただきます。その際にスケジュール管理を行う目的をお尋ねするようにしています。理由はスケジュールの共有を行いたいということであればkintoneでスケジュール管理する意味があると考えていますが、共有は必要なく個人のスケジュール管理に利用したいのであれば、Googleカレンダーのような他のクラウドサービスを利用されたほうがよいからです。というのは、kintoneでスケジュール管理を行うことは可能ですが、スケジュール管理に必要なカレンダーの機能が標準機能のカレンダーでは、Googleカレンダー等に劣るためです。

標準機能でスケジュール管理

kintoneの標準機能でのスケジュール管理ですが、以下のようなイメージとなります。フォームに日時(開始日時、終了日時)、登録者(氏名、所属)、件名、詳細、添付ファイルという項目を配置し、kintoneの標準のカレンダー表示を行い設定した日に開始時間、件名を表示するといった形になります。また、1日の登録件数が4件以上ある場合は、2件が表示されて、3件目以降は折りたたまれて表示されます。なお、JavaScriptでカスタマイズすることで4件以上表示することは可能です。

kintone標準のカレンダーを利用したスケジュール管理の画面


無料のプラグインでスケジュール管理

kintone標準のカレンダーではあまり使い勝手がよくありませんので、無料のプラグインの「イベントカレンダー」を利用することも可能です。「イベントカレンダー」を利用することで、カレンダー表示を「月」、「週」、「日」で切り替えることが可能になります。また、マウスのドラッグ&ドロップでスケジュールを移動することができます。なお、4件以上の表示については標準のカレンダーと同様です。

イベントカレンダーを利用したスケジュールの画面(月)
イベントカレンダーを利用したスケジュールの画面(週)
イベントカレンダーを利用したスケジュールの画面(日)

有料のプラグイン、連携サービスでスケジュール管理

有料のプラグインや連携サービスを利用することで、スケジュール管理を更に便利に利用することが可能になりますので、ご紹介いたします。

スケジュール管理プラグイン KOYOMI

アーセスのスケジュール管理プラグインのKOYOMIは、スケジュール管理に特化したプラグインです。kintoneのレコードをスケジューラー形式で表示することができます。

KOYOMI


一般的なグループウェアのスケジュール管理と同様に、グループの人ごとに週単位でスケジュールを表示できるので、グループのメンバーのスケジュールを共有することが容易です。もちろんスケジュールはドラッグ&ドロップで移動できます。また、施設の登録で施設予約も可能ですし、組織に合わせた休日の設定もできます。

カレンダープラス

ラジカルブリッジのカレンダー機能プラグインのカレンダープラスもスケジュール管理によく利用されるプラグインです。

カレンダープラス


カレンダー機能を追加するプラグインで、月別・週別・日別表示や色分け表示で直感的なスケジュール管理が行えます。さらにProではリソース別スケジュール管理機能を搭載しており、担当者別・会議室別・車両別など、様々な要素(リソース)別にスケジュール管理を行うことができます。

トヨクモスケジューラー

トヨクモの提供するkintoneと連携するスケジュール管理サービスです。

トヨクモスケジューラー


cybozu.comと連携し登録し登録されている部署情報やユーザー情報をトヨクモスケジューラーにワンボタンで取り込んだり、kintoneと連携しkintoneアプリのレコードの情報を引用することができます。スケジューラーとして機能としては、ユーザーごと、グループごとのスケジュールの表示やToDoリストや、日程調整機能なども備えています。また、ZoomやCoogle Meeting、Microsoft TeamsなどのWebミーティングとの連携機能もあります。

kintoneでスケジュール管理のまとめ

今回、ご紹介したようにkintoneは標準機能だけでもスケジュール管理を行うことができますし、無料のプラグインや有料のプラグイン、連携サービスを活用することも可能です。kintoneでスケジュール管理を行うことでチームで各人のスケジュールを共有して円滑な業務推進に役立てていただければと思います。