kintone(キントーン)の料金(価格)は高い?安い?

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
さて、今回は「kintone(キントーン)の料金は高い?安い?」ということで、kintoneを導入する上でかかる料金(価格、費用)について考えてみたいと思います。

kintoneの料金

kintoneのスタンダードコースの場合、初期費用は無料ですが、ユーザーあたりの料金は月額1,500円になります。導入は最低5ユーザーからになりますので、最低でも毎月7,500円の料金がかかります。年間にすると7,500円×12=90,000円です。(年契約の場合、88,200円)

kintoneと同じサイボウズのグループウェアのGaroonは月額800円ですし、他社のグループウェアと比較してもkintoneの料金は高く感じるかと思いますが、kintoneは単なるグループウェアではありませんので、こうした比較はあまり意味はありません。

なお、ライトコースの料金は月額780円になります。

費用対効果で考える

kintoneについては、他と比較するよりも費用対効果という面で料金を考えたほうがわかりやすいと思います。例えば月給20万円の社員の場合、時給に換算するとざっくり1,250円ほどになります。そうするとこの社員がkintone導入により、月間で1時間ちょっとの業務改善ができればペイすることになります。仮に月給30万円の社員の場合だと月に1時間の業務改善で十分お釣りがくることになります。業務改善の効果は時間の削減だけではなく、ペーパーレス化することでの用紙代、プリンターのトナー代、綴じるファイル代、保管するキャビネット代なども削減できます。つまりkintoneの導入による効果が一人あたり料金の毎月1,500円を上回りさえすれば、費用対効果が認められるわけです。では、具体的な例を見ていきたいと思います。

病院に導入した場合の費用の試算

病院にkintoneを導入する場合ですが、業務日報の自動化や、申請業務のペーパーレス化を行うことで、毎日、15分の業務改善が行うことができれば、月で5時間になりますので、時給が1,500円とした場合、7,500円の効果になります。仮に50ユーザーにkintoneを導入したとすると、料金は75,000円/月かかりますが、効果は375,000/月ですので、300,000円/月のプラスの計算になります。年間だと360万円にもなります。さらに入院相談の迅速化等により、病床の稼働率をアップさせることができれば、仮に毎日1床がプラスで稼働するだけで、回復期であればおおよその入院単価35,000円×365日=12,775,000円/年もの収益増になります。業務改善分と合わせると約1,500万円強のプラスとなります。システム連携など初期構築に仮に500万円、サポート費用等で年間100万円かかったとしても、初年度900万円のプラスになります。これらはあくまでも机上の計算ではありますが、kintoneを上手に活用することができれば、確実に元は取れると思います。

kintoneの料金(価格)は高い?安い?のまとめ

結論として、kintoneの料金はきちんと活用すれば決して高くはありません。さらに活用方法次第では利益を出すことさえ可能です。ぜひ、kintoneの導入を検討されてはいかがでしょうか?