kintone(キントーン)のバックアップ

こんにちは。kintone(キントーン)導入支援のギャンです。
今回は「kintone(キントーン)のバックアップ」ということで、kintoneのバックアップの方法についてお話しいたします。

全体のバックアップ

まず、kintoneはサイボウズの提供するクラウドサービスで、クラウド環境(cybozu.com)は、サイボウズの東日本のデータセンターで運用されており、バックアップデータを保管しています。また、バックアップデータは、西日本のデータセンターにも保管されていますので、今回、お話しさせていただくのは、ユーザー側で行うバックアップについてになります。すなわちユーザーの操作等によってアプリやレコードを誤って削除や上書きしてしまった場合に元通りに復旧するためのバックアップです。

データとアプリのバックアップ

kintoneでバックアップできるものとしては、データ(レコード)とアプリ(及びアプリを含むスペース)があります。

データ(レコード)のバックアップ

データ(レコード)のバックアップ方法として、最も簡単な方法は手動でCSVとして出力することです。出力したCSVファイルを読み込むことで復旧させることができます。操作方法はアプリの一覧画面で「・・・」をクリックし「ファイルに書き出す」を実行します。その際の注意点としては選択されている一覧の項目しか出力されませんので、すべての項目をバックアップしたい場合には事前に一覧で「すべて」を選択し表示する必要があります。また、レコード番号についてはkintoneが自動的に採番しますので、項目から削除しておく必要があります。なお、添付ファイルについては対象外ですので注意が必要です。

アプリのバックアップ

アプリ(スペース)についても同様にテンプレートを作成しファイルとして出力することでバックアップすることができます。操作方法はアプリの「設定」画面の「運用管理」の「アプリをテンプレートとしてダウンロード」を実行するか、「kintoneシステム管理」の「アプリ」の「アプリテンプレート」でテンプレートを「作成」し「書き出す」ことでテンプレートが保存されます。復旧する際には、アプリの作成時に「テンプレートファイルを読み込んでアプリを作成」するでアプリが作成されます。なお、注意点として、kintoneは毎月アップデートされますので、アップデートの影響で古いテンプレートが読み込めなくなる場合がありますので、適宜、テンプレートを作成し直す必要があります。スペースについては、スペースに含まれているアプリごとテンプレートを作成することが可能です。「kintoneシステム管理」の「スペーステンプレート」で作成、書き出し、読み込みが可能です。なお、他のスペースのアプリをルックアップ等で参照している場合は注意が必要です。

コマンドラインツールでバックアップ

kintoneのコマンドラインツールであるcli-kintoneを利用することで、データをバックアップすることも可能です。cli-kintoneはコマンドラインから起動できますので、タスクスケジューラ等と組み合わせることにより、自動で定期的なバックアップを行うことが可能になります。cli-kintoneについては「kintone(キントーン)のコマンドラインツール(cli-kintone)」に書いていますので参照下さい。なお、cli-kintoneを使えば、CSVでバックアップするだけではなく、cybozu developer networkの「第 6 回 kintone コマンドラインツールでアプリのバックアップをしてみよう」に書かれているように、別ドメインのアプリにデータをバックアップすることも可能です。また、添付ファイルのバックアップも可能ですので、大変便利です。

連携サービスでバックアップ

ここまではkintone標準の機能でバックアップする方法を説明してきましたが、外部のベンダーが提供する有償のkintoneバックアップのサービスもご紹介しておきます。

KBackUpでバックアップ

まずトヨクモ株式会社の「KBackUp」というものがあります。コースによって多少機能が異なりますが、アプリもデータ(レコード)も自動でバックアップすることが可能で、レコード単位での復旧も可能です。また、添付ファイルのバックアップにも対応しています。

gusuku DEPLOITでバックアップ

他にもアールスリーインスティテュートの「gusuku DEPLOIT」というサービスもあります。こちらもアプリとレコードのバックアップ、添付ファイルのバックアップも可能です。

Smart at tools for kintone CSV入出力でバックアップ

あと、M-SOLUTIONS株式会社の提供する「Smart at tools for kintone CSV入出力」というサービスもあります。こちらは添付ファイルを含むCSVファイル出力を定期実行できるサービスです。

誤って削除したレコードを復元できるkintoneプラグイン

kintoneは誤ってアプリを削除してしまった場合は、標準機能で復元することができますが、誤ってレコードを削除してしまった場合は標準機能では復元できません。そのような場合に役に立つのが、誤って削除したレコードを復元できる「削除レコード復元プラグイン」です。復元に備えて削除したレコード(添付ファイル含む)をバックアップするためのアプリを用意し、このプラグインを導入し設定しておくことで、いざという場合に、削除してしまったレコードを復元することが可能です。

kintoneのバックアップのまとめ

kintoneを継続的に利用するには、バックアップは非常に重要ですので、定期的にバックアップすることをお勧めいたします。様々なバックアップ方法がありますが、参考にしていただければ幸いです。kintoneの運用に関するご相談はお気軽に!