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固定電話のIP網移行後のサービス及び移行スケジュール発表

昨日、NTT東日本、西日本が「固定電話のIP網移行後のサービス及び移行スケジュールについて」という発表を行いました。

NTT東西は、これまで2010年に「PSTNのマイグレーションについて~概括的展望~」、2015年に「固定電話の今後について」を公表し、その中で、2025年頃にPSTN(Public Switched Telephone Network : 加入電話(電話サービス)及びINSネット(総合ディジタル通信サービス)を提供するネットワーク)の中継・信号交換機が維持限界を迎える中、固定電話をIP網へ移行すると示していました。

今回の発表では、IP網移行後に提供される「メタルIP電話」の料金や提供条件、IP網への具体的な移行工程やスケジュールについて説明がありました。

メタルIP電話の料金・提供条件

基本料は従来と同額

IP網移行後も基本的な音声サービスは維持され、特に工事は不要で電話機等はそのまま利用可能とのことで、メタルIP電話の料金については、基本料は、現在の加入電話・INSネットの基本料と同額とのことです。

通話料は3分一律8.5円

通話料については、距離に依存しないIP網の特性を活かし、現在の距離に応じた料金から、全国一律3分8.5円(税抜)になり、長距離の通話料は大幅に安くなります。

マイラインは終了

なお、2001年から提供されてきた市外通話の事業者選択サービスであるマイラインの提供は終了となりますが、その際に特に申し出がない場合、マイライン登録状況に応じて事業者の通話サービスに自動以降されるとのことです。

IP網への移行方法・スケジュール

2024年初頭から移行開始

固定電話発信の通話のIP網経由への切替は、2024年初頭より開始し、2025年初頭までに切替完了させる予定で、固定電話の切替開始時に、加入電話・INSネットからメタルIP電話へ一斉に移行し、新たな料金を適用することを検討しています。

今後ですが、2017年秋頃以降に、終了サービスのスケジュールを確定し、終了時期・代替案等について複数回告知を実施し、2022年頃に、加入電話・INSネットユーザに対して、メタルIP電話への移行に係る手続きや提供条件等について告知するとのことです。

またIP網への移行に便乗し、本来不要である工事や電話機等の交換を行い料金を要求するなどの悪質業者が現れることが予想されますので、消費者被害の発生防止として、国民生活センター等とも連携し、注意喚起を行っていくとのことです。

減少する固定電話

回線数は20年前から6割減

なお、NTT東西の固定電話回線数は、ピーク時の1997年には6300万契約あったものが2016年には2172万件と6割以上が減少しているそうです。

音声トラヒックは15年で90%以上減

また、NTT東西の資料によると、固定電話に係る音声トラヒックは2000年から2015年で通信回数、通信時間ともに90%以上減少しているそうです。

いずれも携帯電話の普及やIP電話サービスの普及によるものですね。私も自宅も会社も固定電話は使っていません。携帯電話や契約しているIP電話サービス、あとはLINEを使うことが多いですね。

 

私が子供の頃は、市外と通話するためには、電話交換手を通していました。もちろんダイヤル式の黒電話でしたが、いまはもう見かけることはないですね。現在は交換手はもちろん存在しませんし、交換手に代わった電話交換機もいよいよお役御免になるんですね。